こんにちは。
桜前線が日本列島を縦断し始めました。
いよいよ冬があけ春到来です。
今回の秋元通信は盛りだくさん!
おなじみ、<鈴木勉の安全コラム>の番外編に、社会保険労務士:今井先生の新連載、そして全日本トラック協会発表の重大事故(死亡事故)集計データのご紹介です。
■ 今号のメニュー ■
1.(番外編)<鈴木勉の安全コラム> じゃあ、秋元はどうなのよ!?
2.今井洋一の<気付き通信>:新成人「将来の働き方」調査
3.物流関連ニュース
4.【重要】トラックの重大事故に係るデータ集計結果
5.アルケミートレード Blog「あるけみ日記」開始
■ (番外編)<鈴木勉の安全コラム> じゃあ、秋元はどうなのよ!? ..。..。..。..。..。..。..。
不定期連載でお届けしてきた、【鈴木勉の安全コラム】。
読者の皆様からは、「秋元さんは、業務改善がよく進んでいますね!」とか、「うちなんてまだまだで、秋元さんが羨ましいです」といったお声を寄せていただくのですが…
実際は、うちも鈴木先生にお叱りを受けてばかりなんですよ!
今回は、弊社業務改善の「本当のところ」をお伝えします。
「鈴木先生からのご指導もあり、『仕組み』は整備されてきましたが、実践はまだまだです。
維持継続が難しいですよね…
弊社では、年に二回、安全キャンペーンを行っています。
キャンペーンの時期には、安全意識の高まりを実感できますが、キャンペーンが終わると、意識が低下することが悩ましいところです。
また、最近ではキャンペーン自体の効果低下も懸念しています。
マンネリ化ですね。
以前、秋元通信でもご案内した『レーダーチャート』による安全意識チェックによれば、ここ最近、安全意識の伸び悩みが見受けられます」
(弊社安全担当 村田)
継続は難しいですね。
「自分の考えでは、やはり『清潔』、つまりその状態の維持管理が一番難しいです。
定期的にパトロールしたりすればよいのですが、それを自分自身つまり管理者が維持しなければいけない。これがなかなか難しいです。
なにか、よい方法があればと思っています」
これは、年末に配信した「『4S、それとも2S、5S?』 業務改善手法を考えてみよう」に対して寄せられたご質問です。
継続の難しさ、ということに関し、鈴木先生のお考えをお聞きしましょう。
「一番効果が出る方法は、『上司が自ら行動する』ことです。
例えばゴミが落ちていたとします。
たいていの上司は、『お~い、ゴミが落ちているぞ!』と部下に清掃を指示しますが、これではダメです。
まず、上司自らが、皆の模範となる行動を行うこと。
部下を始め、周囲は意外と見ているものです。
あなたの背中を真似て、職場に安全意識が浸透していきますよ」
(鈴木勉先生)
「秋元通信」のようなメルマガを配信する立場ですと、いかにも自社の取り組みはうまく行っているような印象を持たれてしまうことが多いのですけれども、実際は弊社も四苦八苦しているのが現状なんです。
今後も、「秋元通信」を介して、皆様のご支援も頂戴しながら、共に高みを目指してまいりたいと考えております。
よろしくお願いします!
■ 今井洋一の<気付き通信>:新成人「将来の働き方」調査 ..。..。..。..。..。..。..。
新連載です。
社会保険労務士を営まれている、今井洋一先生が綴られる「気付き日記」に、秋元通信までご出張していただき、その一部をご紹介してまいります。
最初のテーマは、新成人に聞いた、「将来の働き方」。
人不足に悩む運送業界ですが、今井先生のご指摘される「ライフワークバランス」、「キャリアパス」というふたつのキーワードは、人不足問題に対するヒントが隠されているのではないでしょうか?
◇理想の社会人は「父親」
ベストチーム・オブ・ザ・イヤー実行委員会が、今年の新成人に「将来の働き方」に関する調査
を行ったところ、理想の社会人1位は「父親」、2位は「両親」、3位が「先生」の順となりました。
1位から6位までは、昨年同様、親や先生などの身近な存在が大きな影響を与える傾向が続
いています。
著名人では「イチロー」が5位と最も高く、このほか「松岡修三」「櫻井翔」「スティーブ・ジョブズ」
などの名前が挙がっています。
働き方については「プライベートを重視しながら働きたい」が75.4%と4分の3を占め、「バリバリ
働きたい」人は19.7%となっています。
◇今井先生のひとこと
新成人の価値観も、ライフワークバランスを重視した働き方が多数派でした。
この結果を受けてライフワークバランスを意識することも大切ですが、少数派のバリバリ働き
たいという意向にも応えられるようなキャリアパスも検討していく必要があると思います。
新成人400人に聞く「理想の働き方調査」
http://team-work.jp/press/age20report.html
※今回の【出張】「気付き日記」は、「気付き日記」本編2015年2月号から取り上げました。
<プロフィール>今井洋一
アンダーセン コンサルティング(現アクセンチュア株式会社)、
IBMビジネスコンサルティングサービス株式会社、
株式会社リクルートマネジメントソリューションズにて、
人事制度改革、組織風土改革、研修設計や従業員満足度調査などに携わる。
現在は、中目黒中小企業社会保険労務士事務所として、
中小企業の賃金・評価制度設計、給与計算アウトソーシング
労働トラブルの対応を行っている。
中目黒中小企業社会保険労務士事務所
■ 運送関連ニュース ..。..。..。..。..。..。..。
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「物流ウィークリー」から、運送関連ニュースを
ピックアップしてご案内いたします。
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◇ネットの求人広告 見る側の立場で作成
◇道内の荷主と運送事業者への影響 「長距離走れない」
◇異業種交流で生き残る
※記事本文は物流ウィークリーWebサイトをご覧ください。
■ 【重要】トラックの重大事故に係るデータ集計結果 ..。..。..。..。..。..。..。
全日本トラック協会Webサイトにて、「トラックの重大事故に係るデータ集計結果」が公開されています。
http://www.jta.or.jp/kotsuanzen/jiko/jyudaijiko_shukei201502.pdf
これは、2013年に、事業用貨物自動車が第1当事者となった死亡事故353件の内容を集計したものです。
物流に係る方のみならず、クルマを運転する方全員に読んでいただきたい内容です。
今回は、そのポイントをいくつかかいつまんでご紹介します。
※以下はすべて死亡事故に関する統計結果です。
・発生県別は、埼玉がTOP。以下、愛知、東京、神奈川と続く。
・事故発生事業者のうち、約7割がGマーク非取得事業者である。
・運送事業認可後、42年を超える事業者が全体の3割強を占める。9年以下の比較的事業歴の浅い企業の発生率は、約12%。
・発生月は、11月がTOP。以下、12月、3月と続き、繁忙期の発生率が高いことが分かる。
・発生時間は、4時から6時がもっとも多く、以下2時から4時、0時から2時と続く。早朝深夜の事故発生率が高いことがわかるが、昼間時間帯の10時から12時も事故発生率が高いことも注視すべき。
・交差点での事故発生率が高いと思いがちだが、実は倍以上、直線道路で事故が発生している。
・事故当事者の4割が40歳代。以下、30歳代、50歳代へと続く。
・事故当事者の運転経験年数は、10年以上が半分以上を占めている。
筆者が本資料内でもっとも気になったのは、29ページ「死傷者の状態別」統計です。
これは、被害者が事故当時どのような状態にあったのかを統計したものであり、「自転車運転中」が2割、「横断歩道歩行」が1割弱となっていますが、驚くべきは4割弱が「不明」と答えている点です。
死亡事故を起こしたのに、4割がその状況を「不明」と答えている現状。
おそらく、よそ見、居眠り、もしくはスマホや携帯、カーナビなどをいじっていて、「気がついたら、事故が発生していた」状態なのかと想像します。
安全は、物流に関わる者にとって、絶対正義です。
ぜひ、本資料をご一読いただき、貴社の安全対策、安全教育にご活用いただければ幸いです。
■ アルケミートレード Blog「あるけみ日記」開始 ..。..。..。..。..。..。..。
前号でお伝えした弊社子会社であるアルケミートレード株式会社Webサイトにて、Blogを開始しました。
筆者も、いくつか記事を投稿しております。
今後、秋元運輸倉庫スタッフであり、アルケミートレード営業を兼任する、佐藤光平、西田勝紀も、記事の作成にチャレンジしてまいります。
ぜひ、「あるけみ日記」もご購読いただければ幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
今後とも、よろしくお願い申し上げます。