こんにちは。
春も近づいてまいりました。
この時期、「三寒四温」という言葉がよく聞かれます。
3日寒い日が続くと、その後4日温かい日が続き、この周期を繰り返しながら春が近づいてくる、といった文脈で用いられることが多いですね。ところが、実は三寒四温が日本ではっきりと現れることは、ほとんどないそうです。
そればかりか、三寒四温とは、春の訪れを示す言葉ではなくて、本来は冬の気候を表現する言葉なのです。
三寒四温の発祥は、朝鮮半島や中国北東部のことわざ。当地の冬で観測される、7日周期でシベリア高気圧が強まったり弱まったりする気候現象から由来しているそうです。つまり、春先ではなく冬に観測される気象現象ということですね。
日本の場合、シベリア高気圧に加え太平洋高気圧も気候に影響をあたえるので、三寒四温がはっきりと現れにくいそうです。
ちなみに、俳句の世界では、「三寒四温」は、冬の季語。
「拝啓 三寒四温の候….」なんて挨拶文は、この時期に使ってはダメです。
さて、今回は、「アメとムチは使いよう」について、考えてみました。
それでは、よろしくお願いいたします。
■ 今号のメニュー ■
1.「アメとムチ」は、どちらが効果的なのか?
2.物流関連ニュース
3.通販と遅配
4.情報交流会開催のお知らせ
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こちらの記事をご覧ください。
■ 運送関連ニュース ..。..。..。..。..。..。..。
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「安くて早いの裏で…ネット通販 黒子の疲弊」 日経新聞 2016年3月13日
http://www.nikkei.com/article/DGXMZO97978850T00C16A3H11A00/
※全文記事閲覧には、無料の会員登録が必要です。
「『即日配送や『返品無料』。便利なサービスを次々に加えながら、急成長するネット通販。しかし消費者の目の届かぬ所で、それを支えるトラック物流が疲弊している。長時間労働と低賃金による人手不足、下請け構造が拍車をかける採算難。黒子の危機は、ネット通販成長の大きな阻害要因になっている」
記事は、このような書き出しで始まり、運送業界の現状、現場のドライバーの声を取り上げ、最後は「配送料無料」を謳う通販ビジネスに対する疑問で締めています。
通販の普及に伴い、遅配に対する消費者の目は厳しさを増しています。
翌日配送は当たり前、当日配送も普通。さらには、Amazonの「プライムナウ」に代表される、注文から数時間以内での配送サービスが開始され、かつ耳目を集めていることもあり、「遅れることは許されない」感覚が、一般消費者に広まっているように感じます。
Google検索における、検索キーワードの増減を確認することができる「Googleトレンド」を使って、検索キーワード「配達遅い」を調べてみました。
過去数年の傾向を診ると、同キーワードが上昇するのは、12月。
他の月に比べ、検索ボリュームが2倍程度まで膨れ上がるのが分かります。
そして、「配達遅い」の検索数は年々増えており、2011年12月に比べ、2015年12月では2倍にまで検索数が増えています。
「心配なのは「無料」の氾濫で消費者のモラルがまひすることだ。(中略)
『再配達は有料にするとか、運賃を適正化しないと持たないかもしれませんと、ある運送会社の社長は言う。『朝に注文した商品が夕方に届く。それは誰かが無理をしていると分かってほしいですね』」
冒頭に取り上げた、日経新聞の記事に書かれている言葉です。
おそらくは、この記事を書いた記者さんは、配送に関する消費者認識の現状に、疑問を持っているのでしょう。
日経新聞のような一般メディアで、物流に関する記事を取り上げていただけることは、物流業界にいる側のわたくしどもにとっては、とてもありがたいことです。
消費者の誤解を解き、物流業界の現状を知ってもらうために、このような記事の存在は必要不可欠でしょう。ただし、それを一般メディアに頼っているようでは、わたくしどもも片手落ちではないでしょうか?
物流業界も、もっと消費者や、社会に対し、わたくしどものビジネスであり現状についてアピールをしなければならないと思います。
「俺たちの苦労も知らないくせに…」
物流関係者が、つい思ってしまう言葉のひとつ。
でも、もしかすると、言われた側(荷主だったり消費者だったり)からすれば、
「だって君たち、何をしているのか分からないのだもの?」
と思われているのかもしれません。
■ 情報交流会開催のお知らせ ..。..。..。..。..。..。..。
2016年4月7日(木)、情報交流会を開催いたします。
テーマは、「インターンシップと採用」。
当日は、弊社がインターンシップに費やした労力や準備などのウラ話、そしてエンジャパン様より採用マーケットの現状について、ミニセミナーを行い、その後フリーディスカッションを行う予定です。
可能であれば、合同インターンシップ開催の可能性も探りたいと考えています。
現在、参加予定の企業は10社強。
物流企業だけではなく、様々な会社様が参加を予定していただいております。
ご興味のある方がいらっしゃいましたら、ご連絡ください。
よろしくお願い申し上げます。
最後までお読みいただきありがとうございました。
今後とも、よろしくお願い申し上げます。