秋元通信

【秋元通信2016年7月2号】褒めると損をする!?事故が減らせない運送会社

  • 2016.7.29

こんにちは。

7月22日、ポケモンGOが日本でも配信され始めました。早速始めている人も多く、街なかではスマホ片手にポケモンを探すハンターたちが徘徊しています。
新たなビジネスチャンスとしての期待もありますが、同時に、さまざまな物議も引き起こしているポケモンGO。私有地や立ち入り禁止区域にポケモンを求めて侵入してしまうプレイヤーが物議のひとつとなっています。
もし、読者皆さまの敷地内などが、「ポケストップ」(※アイテムなどが収集できるスポット)に指定されている場合は、すぐに下記公式サイトから削除申請を行いましょう。

ポケストップやジムの削除をリクエスト (ポケモンGO公式サイトサポート)

ただし、ポケモンの出現そのものを止めさせる公式手段は提供されていません。ポケモン出現停止は、事業者であるナイアンティック社に対し、文書によって個別に申し入れをするしかないようです。
全国の鉄道事業者、東京電力、NEXCOなどが既に要請を出しています。
困ったものですね….

さて、今号は、「アメとムチ」シリーズの続編をお届けしましょう。
それでは、よろしくお願いします。
 
 
 

■ 今号のメニュー ■
1.褒めると損をする!? 事故が減らせない運送会社 【アメとムチはどちらが効果的なのか】
2.物流関連ニュース
3.【アンケート集計結果】働くあなたの「ホンネ」、教えてください
 
 
 

■ 褒めると損をする!? 事故が減らせない運送会社
【アメとムチはどちらが効果的なのか】 ..。..。..。..。..。..。..。

こちらの記事をご覧ください。

 
 
 

■ 運送関連ニュース ..。..。..。..。..。..。..。
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「物流ウィークリー」から、運送関連ニュースを
ピックアップしてご案内いたします。
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◇ 過重労働の運送業界 社員の健康が業績アップに
◇ 点呼の不備多発に危機感
◇「労働時間管理の改善を」
※記事本文は物流ウィークリーWebサイトをご覧ください。
 
 

◇—- 日本流通新聞より —◇
国交省 諸料金収受策を検討
~ 適正運賃検討会が初会合 ~

国土交通省は13日、トラック運送業の適性運賃・料金検討会を設置し、初会合を開いた。トラック取引環境・労働時間改善中央協議会のワーキンググループとして設置されたもので、運賃以外の待機料金、付帯作業費、高速道路料金などの諸料金を適切に収受するための方策を早急に検討していくことになったほか、「標準運賃」などの目安となる運賃の設定については、業界内でも異論があることから、アンケート調査で改めて幅広く意見を聞くことになった。来春にも一定の方向性をまとめる。

初会合の冒頭挨拶をした国土交通省自動車局の加藤進貨物課長は、2月に実施した調査で荷待ち待機や付帯作業について、費用の支払がないとの回答が7割を超えていたり、4割以上がそもそも荷主に交渉すらしていないと答えていたことをあげ、「荷主の理解を得て、適正な運賃料金収受の環境を整えることが課題だ」と述べたほか、一方で5割の事業者が、元請け事業者が手数料を取りすぎていると回答したことを指摘し、「トラック業界の多重下請構造についても考えていかなければならない」と問題意識を示した。

待機料金などの運送以外のコストについては、「運賃に含めず、別のコストとして適切に反映してほしい」ということで、トラック事業者の立場が一致しているため、運送以外のコストを適切に収受するための方策を早急に検討していくことになった。また、諸料金の収受実態についても幅広く調べることになった。
一方、荷主との取引関係だけでなく、下請け多層構造など、適正に収受できない原因について、さらに分析・検討する。
年度内あるいは年度明けにも一定の方向性をまとめ、トラック協議会に報告する。

※日本流通新聞の記事より抜粋

※日本流通新聞のご購読はこちらから
 
 
 

■ 【アンケート集計結果】働くあなたの「ホンネ」、教えてください ..。..。..。..。..。..。..。

6月の秋元通信において読者の皆さまにご協力をお願いした、アンケート ”働くあなたの「ホンネ」、教えてください” の集計結果をご報告いたします。ご協力をいただいた皆さま、ありがとうございました。
詳細は、こちらのページにアップしておりますので、ご興味のある方は、こちらもあわせてご覧いただければ幸いです。

アンケートの設問は、全12問。仕事と家庭に関する、男女の意識差にフォーカスすることを目的に設問を設定しています。

「給料が高いけれども激務」、「給料が安いけれども仕事は楽」、
あえて二択するとすれば、どちらが良いですか?

グラフ1上記設問は、意識差のある回答者をグループ分けするためのKeyとして設定しました。男女性別の2軸クロス分析、そして上記設問を加えた3軸のクロス分析を行っております。

ところで前述の設問、あなたならばどちらを選びますか?
アンケートの結果では、男性の6割が「給料が高いけれども激務」を選択、逆に女性の6割は「給料が安いけれども仕事は楽」を選択するという、男女真逆の結果となりました。

女性の産休と育休、男性の育休に関しては、8割以上が肯定的な回答をしています。ただし、男性が育休を取ることに関しては、「仕方がない」という消極的肯定が、特に男性からの回答において25%を占めました。
男性からすると、「自分自身が育休のために会社を休むことができるのか?」という問いにもなったのかもしれませんね。ちなみに、男性の育休に関し、女性は90%近くが「良い」と回答しています。

育休/産休を取得する女性をどう思いますか?

育休/産休を取得する女性をどう思いますか?

育休を取得する『男性』をどう思いますか?

育休を取得する『男性』をどう思いますか?

 

仮に、宝くじで3 億円当たったら今の仕事を辞めますか?

この設問に対する回答は拮抗し、「辞めない」と答えた人がやや多数(53%)となりました。3億円というのは、たいていのサラリーマンの生涯年収を超えた金額です。それだけ、生活、もしくは政治やこれからの日本の行く末に不安を感じているひとが多いのでしょうか??
筆者などは、3億円があったら自堕落な生活に陥りそうで、とても仕事を辞める(生活スタイルを変える)勇気が出ないタイプです…

さらに前述の設問との3軸クロス分析をかけると、興味深い結果が出ています。
男性の場合は、「給料が高いけれども激務」を選択した人の6割が、「辞めない」と回答しました。一方、女性の場合は、「給料が安いけれども仕事は楽」を選択した人の5割強が「辞めない」と回答し、それぞれ一位回答となっています。
男女の結果が逆転していることは、とても興味深いです。

給料と仕事量に関する設問を性別と3軸クロス分析した結果。男女で第一位ボリュームゾーンが真逆になっているのは興味深い。

給料と仕事量に関する設問を性別と3軸クロス分析した結果。男女で第一位ボリュームゾーンが真逆になっているのは興味深い。

 

「意識高い系」というスラングが存在します。
仕事、プライベートを問わず、自分自身の将来設計などに対してさまざまなことを考えていたり、準備したりする人のことを指すネットスラングのひとつです。

今回のアンケートだけでは断言することは到底できないのですが、もしかすると、男性と女性における「意識高い系」多数分布ゾーンは異なるのかもしれません。
男性の場合は、「給料が高いけれども激務」に。
女性の場合は、「給料が安いけれども仕事は楽」に、「意識高い系」は多く存在する可能性があるのではないかと、推測しています。

そもそも、このアンケートは、先日開催した情報交流会「物流業界と、『女性活用』」のディスカッション材料として用意したものでした。女性のチカラを、企業において活用したいのであれば、男性と女性の意識差を無視して進めることはできません。

今回のアンケートでは、そのヒントがいくつか見つかったのではないでしょうか。
 
 
 

最後までお読みいただきありがとうございました。
今後とも、よろしくお願い申し上げます。

 


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