秋元通信

CMSを知ろう! 【ホームページを支えるツール】

  • 2017.11.22

秋元運輸倉庫の子会社のひとつ、イーカーゴ株式会社のWebサイトを先日オープンしました。
http://www.ecargo.co.jp/

イーカーゴWebサイトは、Wordpress(ワードプレス)というCMSで構築しています。また、9月号の秋元通信でご紹介した、株式会社和泉さんのホームページ(https://www.izumi-jp.com/)は、Jimdo(ジンドゥ)というCMSで構築しています。

と言うか、「CMS」って何?
なんか、英語三文字略語で嫌な感じ…

まあ、そうおっしゃらずに!
本記事では、ホームページをリニューアルする際には必ず導入を検討して欲しい、CMS(Contents Management System)をかみくだいてご紹介しましょう。

ところで皆さん、Facebookをやっていますか? もしくはTwitterでも良いです。Instagramでも良いのですが、これらのSNSでは、皆さんは普通にWebページに文章や写真をアップしていますよね。ブログをされていらっしゃる方も同じです。PCに限らず、スマートフォンからも、画像や文章、もしくはブログの記事などを皆さんアップされていることでしょう。

端的に申し上げれば、これがCMSです。
皆さんは、CMSという言葉は知らなくても、CMSという機能はすでに日常的に使いこなしています。

「いやいや、全然見た目が違うじゃないか!?」
確かにそうですね。例えばイーカーゴのWebサイト(http://www.ecargo.co.jp/)は、「グリッドデザイン」と呼ばれる、最近流行りのデザインを採用しています。
過去の秋元通信記事で言えば、「実はマイカーが欲しい!? 躍進するカーシェアサービス」 は記事中にグラフなどが入っています。
「深川七福神巡りのススメ」では、画像が整然とレイアウトされ、地図まで入っています。

「こんな複雑なレイアウト、Facebookじゃできないよ!」
おっしゃるとおりです。

「ホームページビルダーとか、専用のソフトを使っているんだろ?」
それは違います。

CMSとは、専門的な知識を必要とせず、Webサイトに新しいページを作成したり、編集や変更ができるツールのことです。MicrosoftのWordやPowerpointを使うような感覚で、ホームページを編集できると考えてください。

ただし…、ですよ。
Wordでも、図や表を差し込んできれいな文章を作ることができる人と、そうじゃない人がいます。CMSも同じです。機能や使い方は、WordやPowerpointと近しいものの、それぞれの機能を使いこなすことができるかどうかは、使う人次第です。そして、きれいなレイアウトができるかどうかは、その人のセンス次第です。

FacebookやTwitterなどは、文章や画像を投稿する時に使うことができる機能をごくごく限定しています。だから、誰が投稿しても同じレイアウトになる代わりに、比較的簡単に誰でも投稿することが可能です。

とは言っても、弊社で運用(もしくは構築)したWebサイトは、そもそもデザインの見た目が違います。これも、実はCMSの機能のひとつ。デザインと入力機能を分離することで、見栄えの良いホームページを容易に構築・運用することができるのです。
イーカーゴWebサイトは、ネット上で販売されているデザインテンプレート(約一万円)を購入し、オリジナルのロゴを設定し、色味を変えています。基本的なデザインは、テンプレートをそのまま利用しています。
対して、和泉さんのホームページは、デザイナーに依頼してオリジナルデザインを描き上げました。
例えるならば、予め望むデザインのお皿をプロに依頼して作成(もしくは購入)しておいて、その上に並べる料理だけを自由に作ることができる。CMSとは、そんなイメージです。

だから、専門的な知識を持たない人であっても、記事の作成や更新をすることが可能なわけです。もちろん、WordやPowerpointと操作がまったく同じというわけではありませんから、多少の勉強は必要ですけど。

ところで、ここまでの文章を読んで違和感を感じた方はいらっしゃいませんか?

 「Webサイト」と「ホームページ」

同じ意味なのに、何故単語を統一せずにごちゃごちゃに使うのでしょう? 本来はNGですよね。でも、実はわざとなんです。
その理由と対策のためにも、有効なのがCMSなんです。

突然ですが、SEOをおさらいします。
SEOとは、「Search Engine Optimization」の略であり、日本語では「検索エンジン最適化」と呼びます。簡単に言えば、「GoogleやYahooなどで検索された時に、なるべく上位に表示させる方法」のことです。ホームページを持っているのであれば、SEOはどうしたって気になりますよね。
本ページでは、「ホームページ」でも「Webサイト」でも検索ヒットするように、あえて同じ単語を混在させています。そしてこういうのはホームページを運用し反応を見ながら少しづつ文章を修正していく必要があります。その時に、いちいちホームページ制作会社に頼んでいたら、費用と手間がかかりますし、第一面倒です。だから、CMSを導入し、自分で変更できるようにするわけです。

ところで、良いホームページの条件とは何でしょうか? SEOで評価されるホームページになるためには、どうすればよいのでしょうか?
とても難しいテーマなのですが、Google社はヒントのひとつとして「ページの更新頻度」を挙げています。当たり前といえば当たり前の話ですけどね。というのも、何かを調べてたいと思って訪問した企業Webサイトの「最新ニュース」が3年前の年末年始の営業情報だったら、なんとなくがっかりしませんか?

秋元運輸倉庫のように、毎月このような記事を新たに追加する必要はありません。
しかし、新商品情報でも、年末年始の営業情報でも、なんでも良いです。折に触れて、ホームページを更新すること。これができなければ、つまりいつ見ても同じ内容しか掲載されていないホームページだったら、いくらきれいで格好の良いデザインのホームページでも価値は乏しいです。

「何のためにホームページを開設するのか?」
CMSとは、この問いに対する必要、もしくは対策から生まれたツールとも言えます。

Web用語の基本ワードのひとつとして、ぜひCMSを覚えていただきたいと思います。


関連記事

■数値や単位を入力してください。
■変換結果
■数値や単位を入力してください。
■変換結果
  シェア・クロスバナー_300