秋元通信

鈴木清が振り返る2017年「『不足』にあえぐ物流業界」

  • 2017.12.28

秋元運輸倉庫常務取締役の鈴木清。芝浦一号倉庫にて。皆さま、こんにちは。秋元運輸倉庫 常務取締役の鈴木です。
今年もまた、物流業界を私なりに振り返ってみたいと思います。
 
「ヤマトショック」、とにかく2017年は良くも悪くもヤマト運輸に引っ掻き回された一年でした。ヤマト運輸のロビー活動(…?)の甲斐もあり、トラックドライバー不足が一般的にも認知された一年でした。
言うまでもなく、ドライバー不足は今後さらに切実になることはあっても、解消されることは難しいでしょう。一説によれば、高齢化が進む運送業界では、年間5千人から1万人のドライバー減少が進むとも言われています。
ヤマト運輸に代表される宅配便は値上げにも関わらず、相変わらず増加傾向にあります。
トラック輸送情報平成29年9月分(国土交通省)を診ましょう。
 

・宅配便
9月取扱個数は約3億3千万個。前月比約830万個増、前年同月比では約320万個増の110.7%であった。
 
・特積み
9月取扱量は約546万トン。前月比約18万トン増、前年同月比では約8.5万トン増の101.6%であった。

 
このような状況においては、物流企業においても勝ち組と負け組の差は、まずます大きくなっていくものと考えられます。代表的な例は、無人化技術です。
無人運転トラックはまだ確立されていない技術でありますが、物流倉庫の無人化はさらに進むでしょう。Amazonに代表されるECビジネスは、24時間365日稼働が当たり前になり、差別化のポイントは「より早く」当日配送どころではない競争になってきました。Amazon Prime Now に続く即配サービスの台頭は、物流企業にとっては頭の痛い課題です。
2060年には人口が8千万人にまで減ると予測されている日本において、無人化技術は避けては通れません。必須と言っても良いでしょう。しかし、無人化技術にはお金がかかります。勝ち組と負け組の差をさらに拡大し、大企業と中小企業の格差を決定的なものにしかねません。
 
「不足」
2017年を表す言葉として、私は「不足」を挙げます。
ドライバーもトラックも足りない。ひと・もの・かねのすべてにおいて、「不足」を意識し、意識させられたのが、2017年だったのではないでしょうか。
 
ここからは、弊社の取り組みや夢の話です。
関東では、圏央道の開通に伴い郊外型物流施設が雨後の竹の子のように増えています。対し、弊社のような都心立地の物流屋は、都心部での物流空洞化という課題に直面するでしょう。
子会社のイーカーゴでは、物流施設共同化に関する議論を進めています。これも対策のひとつです。先行きの長い話ではありますが、理解者も増えてきているものと考えています。
 
ここ数年、弊社では採用にチカラを注いできました。
簡単なことではなく、手間とコストをかけた結果として、特に高校新卒者の採用においては成就してきたという自負を持っています。
やはり、人材は育てないと無理ですよ。当たり前のことですが、今更ながら、痛感しているところです。
だからこそ、採用と人材育成には今後さらにチカラを注いでいきます。
ひとつ結果が見えつつあるのは、障がい者雇用です。秋元通信でレポートできる日もそう遠くなさそうです。
 
先ほど、「不足」という言葉を挙げましたが、実は勝機は「不足」にこそあるんじゃないかな、と考えています。
「無理だ!」って言うのは簡単です。でも、前向きな姿勢を持たない企業は、(物流企業に限らず)淘汰されていくのではないでしょうか。
 
今後も、秋元運輸倉庫はチャレンジし続けます。
興味と覚悟のある方はぜひお声がけください。

共に、勝ち組を目指しましょう!
 
 
 


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