秋元通信

ホームページが必要な理由

  • 2018.6.22
ホームページなんかいらん_20180622

「じゃあ何か?、ホームページがあったら、ドライバーがバンバン集まるっていうの!?」

 
この社長は、さらに持論を続けます。
 

「ホームページ持ってる運送屋だって、結局ドライバー不足で困ってんじゃないか。結局、ホームページなんて、あってもなくても同じなんだって。だったらいらないわなぁ!」

 
 
これは、ある中堅どころの運送会社所長さんから聞いたエピソードです。
ドライバー不足は、今の物流業界における挨拶トークのようなもの。ドライバー不足を愚痴る社長さんに、「社長、だったらホームページくらい作ったら?」とつい言ってしまったところ、思いもかけぬ強い反応が返ってきたんだとか。
 
今回は、企業にとってホームページが必要な理由を考えてみましょう。
 
 
まず、会社のホームページがないリスクを考えます。
先日、ホームページがない会社の社員さんとお話ししていたところ、こんなエピソードが出ました。
 

「うちの会社に入社する時なんですけど。妻から、『ホームページもない会社に入社するなんて…。大丈夫なの?』って心配されたんですよね…」

 
 
ホームページがないこと、最大のリスクはこれですね。
ホームページがないことで、「あの会社、大丈夫かな??」という、マイナス評価が下されてしまうわけです。
 
残念ながら、現代日本はプラス評価よりもマイナス評価を重視する減点主義社会です(このことは、いずれ秋元通信で書きましょう)。
ホームページがなくとも良い会社、素晴らしい仕事をする会社はいくらでもあるのですが、そういうプラス評価よりも、マイナス評価の方が重視先行するのが現実です。
 
「ホームページなんてなくたって、うちの会社は大丈夫!」
 
周りの声に耳を傾けず、このように発言することを、世間では強がりと言います。
 
 
もうひとつ。
「ホームページの効果がない」と嘆くことと、「ホームページそのものが無駄だ」という主張は、まったく別問題です。
秋元通信でも、特に採用関係のネタの時に、「お金をかけるだけではダメ」、「手間”も”掛けないと結果は出ない」ということを、たびたび書いてきました。
これは、ホームページも同様です。
 
秋元通信の記事の中で、検索エンジンからの流入が多い人気記事のひとつに、『ホームページで集客を成功させた運送会社』があります。
興味がある方は、ぜひご一読ください。
 
 
同記事は、潰れかかっていた家業の運送会社を継いだ跡取り息子が、ホームページを充実させることで運送会社を復活させたというストーリーです。
はっきりと申し上げますが、こんなサクセスストーリーは稀です。奇跡に近いと言っても良いですし、率直に申し上げば、運が良かったと言えます。(もちろん、さまざまな努力があった上での幸運だったことは付記しておきます)
 
現在のWebマーケティングは、単純ではありません。Webの世界で15年間以上、飯を食ってきた筆者からしても、現在のWeb事情は複雑怪奇な様相を呈しています。
 
誤解を恐れずに言えば、自社ホームページを充実させれば、即効的な結果を期待できる時代は確かにありました。
では今はどうなのか?
 
『目的を達成するための戦略があり、戦略に基づき目的を達成するためのツールのひとつとして、自社ホームページを活用すべき』
 
教科書的に言えば、こういうことですね。
例を挙げましょう。
 
秋元運輸倉庫ホームページには、『ドライバー採用』というコンテンツがあります。同コンテンツは、2017年9月に開設しました。それ以来、当社には(会社の規模から考えると)ありがたい数のドライバー応募が続いています。
 
このことだけをお話しすると、「じゃあうちでも真似しようか!?」と思われるかもしれません。しかし、この『ドライバー採用』コンテンツのウラには、同コンテンツを作り上げるのに掛けたコスト、手間を数倍上回る、さまざまな施策があります。
 
このメルマガ『秋元通信』にしても同様です。秋元通信は、秋元運輸倉庫を覚えてもらうため、そして忘れないでいてもらうため、ブランディング手段のひとつとして開始しました。この、『忘れないでいてもらうため』、つまりは誰かの記憶に定着させるということは、とても大切なことです。
 
さらに例を挙げましょう。
異業種交流会で、ある社長がたくさんの方々と名刺交換をしました。その後のアクションについて考えます。
『名刺交換先にお礼メールを送る』、これはアタリマエです。お礼メールすら送信していないようでは、なんのために異業種交流会に参加したのか分かりませんね。
 
「お恥ずかしながら、当社ホームページに私の挨拶を掲載しております。よろしければご覧ください」
 
ひとこと添えて、当該ページのURLをお礼メールに記したとしましょう。
もちろん、見てくれないひともいます。しかし、見てくれたひとには間違いなく貴社の、そして貴社社長のことが記憶に残ります。異業種交流会で名刺交換をした、多くの人の中からひとつ頭が出た状態になることでしょう。
 
ホームページに社長からのメッセージを掲載することは、とても大切なことです。
しかし、さらに効果を期待するのであれば、『お礼メールで”社長あいさつ”を紹介する』、『異業種交流会など多くの方と積極的に交流してもらう』という戦略が必要なわけです。
 
 
ホームページだけで何か結果を得ようとすることは、確かに難しくなってきています。
しかし、何か結果を得るための武器のひとつとして、ホームページを活用するのはとても有効です。
「ホームページの効果がない」のは、そこに戦略がないからです。
「ホームページそのものが無駄」なわけではありません。
 
 
ただし、誤解の無いように申し上げますが。
戦略がなく、活用方法を見いだせていないホームページが無駄かと言えば、それは違います。
前半に申し上げたとおり、ホームページが存在しないことで発生するデメリットのほうがはるかに大きいからです。
 
 
確かに、1990年代前半はホームページがあるだけで、いろいろとメリットが出ました。
現在は、無ければダメ、存在するだけでは効果を期待するのは難しくて、ホントに効果を出したいのであれば頭を使って努力しなさいという時代になってしまいました。
 
面倒くさいですね…
 
しかし、もう時代が逆行することはないでしょうから、この状況がより複雑になることはあっても、簡単になることは考えにくいです。
ホームページがない会社はもちろん、ホームページがある会社においても、会社ホームページのあり方を、あらためて見直してはいかがでしょうか。
 
 
 
 


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