秋元通信

【秋元通信】国土交通省発「宅配再配達の削減」報告書を憂う

  • 2015.11.30

こんにちは。

11月25日、札幌では11月としては62年ぶりとなる大雪が降りました。
二十四節気では、11月22日頃を「小雪(しょうせつ)」と言い、「冷ゆるが故に雨も雪となりてくだるがゆへ也」として、雪が降り始める時期としています。

小雪ではなく、「大雪(だいせつ)」でしたね…
ちなみに本来の大雪は、12月7日頃。大雪にしても、「大雪が降る頃」という意味ではなく、「雪がそろそろ降り始めて、山々も白くなり始める時期ですね」といったニュアンスなのですが。

やはり異常気象なのでしょうか??

さて、今回のメイン記事はふたつ。
先月発表され、一般ニュースでも広く取り上げられた宅配便の再配達問題。
そして先日弊社で行った安全会議の様子をお届けします。

では、よろしくお願いいたします。

 

■ 今号のメニュー ■
1.国土交通省発「宅配再配達の削減」報告書を憂う
2.安全会議を開催しました
3.物流関連ニュース
4.【あきもと採用ウラ話】 インターンシップのすすめ/インターンシップの準備編

 

■ 国土交通省発「宅配再配達の削減」報告書を憂う ..。..。..。..。..。..。..。
「宅配の再配達の削減に向けた受取方法の多様化の促進等に関する検討会」報告書の公表について

http://www.mlit.go.jp/report/press/tokatsu01_hh_000234.html

先月14日、国土交通省が発表した本レポートは多くの反響を生み、TVをはじめとする一般ニュースでも広く取り上げられました。

「宅配再配達による社会的損失は、年間約1.8億時間、約9万人分の労働力に相当する」

この点がとりわけ強調され、報道されているように思われます。

レポートは40ページ強。
タイトルのとおり、宅配の再配達削減のため、さまざまな提言がなされています。
コンビニや駅を利用した店頭受取の可能性や、宅配ボックスの整備。運送会社による21時以降の配達サービスの拡大などが、提言の内容となります。

レポート中では、再配達削減のため、配達日時指定サービスの果たしている効果を論じたうえで、一部の通販事業者が配達日時指定サービスを有償としていることに対し、以下の様なとても回りくどい表現で非難しています。
「このサービスの利用に係る消費者に対する特別な負担が折角の利便性が高い当該サービスの利用を遠ざけている場合が存在することも伺い知ることができる」

そして、以下のように断言しています。
「再配達により発生している大きな社会的損失への対応の必要性も踏まえると、無料での配達日時指定サービスの提供の標準化が望ましいところであり、宅配事業者が既に無料で行っている当該サービスの提供と同様、通販事業者においても、消費者に対して特別な負担を求めること無く配達日時指定サービスを一般的に提供することが望まれる」

いっそ、もう一歩議論を進めて、再配達を有償化してはダメなんでしょうか。

例えば、東京都の最低賃金は時給907円。
再配達に費やしている1.8億時間で考えれば、1630億円以上の「無償サービス」という血が、宅配 業者から流れていることになります。
それでなくとも儲かっているとは言い難い物流産業。ここに新たなビジネスチャンスがあるとは考えられないでしょうか?
国土交通省には、むしろ再配達有償化の世論形成をしてもらったほうが発展的ではないかと感じます。

「経済なき道徳は戯言であり、道徳なき経済は犯罪である」

これは本を読みながら(勉学に励みながら)薪を運ぶ様子を示した像で有名な、二宮尊徳(金治郎) の言葉。
「道徳」を「サービス」と置き換えると、無償サービスに苦しむ物流企業の苦境を表し、無償サービスを良しとするかのような本レポートに、苦言を呈しているようにも感じます。

宅配便の再配達問題、皆さんはどのように感じ考えられますか?

 

■ 安全会議を開催しました ..。..。..。..。..。..。..。
こちらの記事をご覧ください。

 

■ 運送関連ニュース ..。..。..。..。..。..。..。
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■ 【あきもと採用ウラ話】 インターンシップのすすめ ..。..。..。..。..。..。..。

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弊社で行っている採用活動で感じた「こんなこと? あんなこと!!」、
採用活動に関する、ちょっとしたウラ話を不定期連載でお届けいたします。
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弊社では12月上旬、今度は高校生を迎えて三日間のインターンシップを行います。
すでにインターンシップを行った実績があるとはいえ、現在さまざまな受け入れ準備を行っている最中です。

今回は、「インターンシップのための準備」について、お話ししましょう。

まず考えなくてはならないのが、「何をやるのか?」。
座学と現場体験などのカリキュラムを考え、タイムスケジュールを組み上げるのが、インターンシップに向けた準備のファーストステップとなります。

ネット上では、実際にインターンシップを受けた学生たちの、さまざまな不満が落ちています。

いわく、
「スーパーマーケットにインターンシップに行ったら、朝レジ打ちのやり方を教わったきり、一日ずっとレジ打ちをさせられた」

いわく、
「システム開発会社にインターンシップに行ったら、仕様を教えられて、ずっとプログラムを書いていた」

物流企業の例では、インターンシップ期間中、ずっと倉庫の整理をさせられた、なんて話もあります。

インターンシップに来た学生を、単なる労働力としかみなしていないんでしょうね。
企業にとって、インターンシップは、どんなに手を抜いたところで、それなりの手間がかかります。
だったら、むしろと手間を掛けて、学生にも企業にも効果のあるインターンシップにするべきでしょう。

これがソフト面の準備とすれば、並行して行うのがハード面の準備。
例えば、研修を行う部屋の確保。
例えば、防寒着等の準備。
今回のインターンシップでは、女子高生も来ますので、彼女たちの更衣室や、食事をするための場所。現場研修を行う際に、貴重品等彼ら/彼女らの荷物を安全に保管するためのロッカーも用意しました。

現場研修の際には、多くの社員の協力も得る必要がありますから、各現場への根回しも必要となります。

次回の秋元通信をお届けする頃には、高校生を迎える12月のインターンシップは終了しています。
その時の様子は、また本連載でお届けすることとしましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました。
今後とも、よろしくお願い申し上げます。


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