こんにちは。
メルマガのネタ集めで見つけた、高倉健さんと宇崎竜童さんの素敵なエピソードをご紹介しましょう。
コトは、1994年に映画化された、『四十七人の刺客』(原作:池宮彰一郎、監督:市川崑)の撮影現場で起きました。
問題のシーンは、高倉健さんの背後で、宇崎竜童さんが号泣するシーンだったそうです。
まず、高倉健さんのアップから撮影します。宇崎竜童さんは写っていません。が、高倉健さんの名演技に、宇崎竜童さんは思わず落涙してしまったそうです。
これはマズイ…。
宇崎竜童さんが落涙するシーンは、昼休みを挟んで撮影します。号泣するシーンを演じたことがなかった宇崎竜童さん、先に涙してしまったことで、「本番で泣くことができるだろうか?」という、頭が真っ白になるほどの強いプレッシャーを感じていたとのこと。
弁当を食べながら、「さっきのシーン、僕を撮影してなかったですかね?」とつい高倉健さんに愚痴をこぼしてしまうも、高倉健さんに「ハリウッドでもない限り、それはないですね」と諭されてしまったそうです。
いよいよ本番。
最初のテイクでは、先ほどの高倉健さんのセリフを思い出し、涙の塊が胸を上がってきたました。
しかし、照明さんから「太陽が隠れました!」と声がかかり、休憩を取ることになります。
二回目のテイク。
ここでもうまく泣けそうだったものの、「すいませーん」とスタッフから声がかかり、中断です。
三回目。
「もう無理だ…」、宇崎竜童さんは思ったそうです。
「目薬でごまかそう…」、本物を求める市川崑監督、高倉健さんの作品において、絶対にやりたくなかったことではありましたが。
これで泣けなかったら、監督にお願いしようと覚悟したときでした。
『殿が云われた…、殿は10歳であった…。米はあるのか。この殿のやさしい心づかいに胸をうたれた』
高倉健さんの声が聞こえてきたそうです。
きっと高倉健さんは、涙が出そうにない宇崎竜童さんの様子を察していたのでしょう。その日、もう出番はないのに、現場に控えていた高倉健さんは、とっさにセリフを喋ってくれたそうです。
無事、号泣する演技を終えた宇崎竜童さんが、大先輩の心づかいにお礼を言おうとしたときには、高倉健さんは姿を消していたそうです。
このエピソードに限らず、高倉健さんには、大物俳優らしからぬさまざまなエピソードがあります。
こういう気配りを見習いたいものですね。
さて、今回のメイン記事は、気配りの筆頭ともいえるあいさつについて考えます。
サブ記事では、2019年3月に卒業した大学生、高校生の就職状況について、確認します。
では、本編をお楽しみください。
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最後までお読みいただきありがとうございました。
今後とも、よろしくお願い申し上げます。
高倉健–すべての日本人を魅了する「美しい挨拶」–名優が見せた「さりげない心遣い」と「言葉の力」 (特集 心の知能指数–職場不安に勝つ「ビジネス心理学」 ; PART4 世界を動かす「気働き」–トップに立つ者たちは、いつ、誰に、どんな配慮をしているのか)
野地 秩嘉
プレジデント 2004.3