皆さまにとって、2020年はどんな一年でしたか?
東京オリンピックという、晴れの舞台が、新型コロナウイルスによって奪われ、私たちの日常が一変した2020年は、今後10年後、20年後も人類史の節目として語り継がれる一年になるのでしょうね。
新年1号目の秋元通信では、そんな2020年を、Google検索データから振り返っていきましょう。
「Year in Search: 検索で振り返る 2020」は、Googleが発表している注目の検索キーワードランキングです。検索数の絶対値ではなく、前年との検索数を比較し、大幅に検索数が増えたキーワードをランキングしています。
では、その一部をご紹介しましょう。
- 新型コロナウイルス感染症
- 大統領選挙
- 緊急事態宣言
- 鬼滅の刃
- あつまれ どうぶつの森
- シャープ マスク
- 台風10号
- Go To
- ユニクロ マスク
- Zoom
新型コロナウイルスに直接関係ないのは、2.、4.、5.、7.くらいでしょうか。
ただ、鬼滅の刃にしても、どうぶつの森にしても、大ヒットの裏側にはコロナ禍における巣ごもり需要がありました。
2020年が新型コロナウイルスに席巻された一年であったことを、あらためて感じます。
- 緊急事態宣言 とは
- 東京アラート とは
- コロナウイルス とは
- ロックダウン とは
- パンデミック とは
「◯◯とは」は、内容を知りたい時に使われる、検索の常套手段です。
こちらは、コロナ一色ですね。
- 三浦春馬
- 竹内結子
- 志村けん
- 渡部建
- 芦名星
渡部さん以外、皆亡くなられた方です。しかも3人が自殺ですから…。人名検索では、不祥事を起こした方、亡くなられた方の検索が上位にランクインしやすい傾向がありますが、上位5名のうち、3名が自殺された方というのは異常です。
2020年は、特に女性の自殺者が増加したことが社会問題として指摘されています。こんな暗い時代が、早く終わってくれることを、切に願いたいです。
では、2020年に話題を集めた物流関係のキーワードも見ていきましょう。こちらは、メインキーワードに対し、関連付けられたキーワード・ランキングをご紹介します。
- 物流 コロナ 応援
- コロナ ウイルス 物流
- 物流 コロナ
- 緊急 事態 宣言 物流
- 大西 物流
「物流 コロナ 応援」というキーワードが一位になっているのは、うれしいですね。他のキーワードについても、社会のインフラたる物流が、コロナ禍で注目されている結果と考えられます。
5位の「大西 物流」がランクインした理由は定かではありませんが、以下ニュースが契機となった可能性があります。
「愛媛4物流会社が協定 コロナ感染時に業務代行」 2020年8月14日 物流ニッポン
http://logistics.jp/media/2020/08/14/4003
トーヨー・ロジテック、丸福運送、宇和島自動車運送、大西物流の4社が、万が一社内でコロナ感染者が出た緊急事態に備え、お互いの運送事業をフォローするという業務協定を結んだというニュースですね。
- メルカリ 配送料 クーポン 使い方
- ヨドバシ 配送料
- 無印 配送料 無料
- ユニクロ 配送料
- ラクマ 配送料
1.と5.がフリマアプリによるCtoCビジネス。
他のヨドバシカメラ、無印良品、ユニクロは、ECです。
年末にお届けした記事『鈴木清が振り返る2020年 変わる勇気』において、当社常務:鈴木が、「すべての物流企業は、何かしらBtoCに関わる仕事をしないと、今後は難しい」と発言しています。検索ランキングからも、それが裏付けられています。
- 宅配便 コロナ
- コロナ 宅配
- ベリー 宅配
- バーミヤン テイクアウト
- 農家 お助け 宅配
コロナ禍で注目されたフードデリバリーが入っています。ちなみに、3位の「ベリー」とは、三重県伊勢市で営業しているネットスーパーなど、同じ名前、似た名前の宅配サービスを行う弁当屋、レストランなどがあることで、上位にランクインしたようです。
- 配車 アプリ 利用率
- とら なび 配車 指示 確認 サービス
- 阪神 タクシー 配車
- とら なび 配車 指示
- タクシー 呼ぶ
タクシー配車アプリ一色になるかと思いきや、トランコムが行う求貨求車情報サービス『とらなび』がふたつもランクインしています。
求貨求車サービスは、今年も注目されていくのでしょう。
物流関係キーワードを診ると、新型コロナウイルス禍に求められるサービスや取り組みが注目を集めていることが分かります。
どうやったら、withコロナ、もしくはAfterコロナで生き抜いていけるのか、知恵を絞ることが、私ども物流企業にも求められているのかもしれません。