こんにちは。
いよいよ夏ですね。暑い日々が続き、体調も崩しがちな時期です。
ドライバーさん、作業員の皆さんなど、日中屋外で働く方々は、熱中症に気をつけなけれなければならない時期でもあります。
さて、秋元通信をお届けします。
■ 秋元運輸がつないだIT点呼の輪 ━━━・・‥‥……
今回は、東海電子のIT点呼システムと、その要となるNTTのネットワークサービスをつないだ「まごころの輪」のお話です。
ある日のこと、弊社にNTT東日本-関東：樋口様から相談が持ちかけられました。
IT点呼の導入を考えている某運送会社から、ネットワーク回線の料金が高すぎると言われて困っているとの内容でした。
その運送会社では、アルコールチェッカー、アルコールインターロックなどのリーディングカンパニーである東海電子のIT点呼システムの導入を検討しているとのこと。ところが、導入の話を進めていく中で、思わぬ壁に直面します。
東海電子のIT点呼システムにおける導入環境として、回線速度1Mbpsの帯域保証型(ギャランティ型)の通信回線が必須であるとのこと。
専門的な話になりますが、一般的な光回線、モバイル通信などのインターネット接続サービスは、ベストエフォート型と呼ばれます。ベストエフォート型サービスは、最大通信速度を看板としていますが、最低通信速度は保証されていません。例えば、1Gbpsをうたう光回線サービスであっても、回線の環境、混雑の具合等によっては、500Kbps程度の通信速度しか出ない場合もあるのです。
対して、帯域保証型のネットワークは、通信回線速度を保証するサービス。例えば、1Mbpsの帯域保証型サービスであれば、1Mbpsの通信速度は必ず保証されています。
「IT点呼という、運送会社にとって極めて重要なシステムにおいて、『繋がらない、接続できない』といったことは絶対に避けなければなりません。そのため、安定してIT点呼システムを利用できる1Mbpsの帯域保証ネットワークのご利用をお願いしております」(東海電子：杉本専務)
問題は、帯域保証型ネットワークの利用料金が高いこと。例えば、都内でIT点呼のために、帯域保証型ネットワークを用意すると、月額料金はゆうに10万円を超えてしまします。
IT点呼とは何か。IT点呼を必要とする運送会社の事情とは。
IT点呼の仕組みから、運送会社の台所事情まで、運送業界の諸事情をきちんとご案内した上で、運送会社が安心してIT点呼を導入できる通信ネットワークサービスの必要性をNTT：樋口様に弊社からご説明しました。
「NTTというのはとても真面目な会社です。お客様に回線を引いて欲しいと言われれば、言われるがままに回線を用意します。その反面、その回線の用途を尋ねることもほとんどありませんし、また教えてくれるお客様もまれです。秋元運輸倉庫：鈴木取締役が教えてくださった運送業界のご事情は、まさに私どもにとって新しいビジネスチャンスのネタそのものでした」(NTT東日本-関東：樋口様)
結果、IT点呼導入に際し、NTTは、「フレッツ光ネクストプライオ」をご提案されることになったそうです。
https://flets.com/next/bs/prio/
これは、前述の帯域保証型ネットワークに比べると、数分の一の料金で利用できる、ベストエフォート型と帯域保証型サービスのハイブリッド・サービスでした。
東海電子にも悩みがありました。IT点呼システムをお客様に提供する上で、お客様自身がネットワークサービスを用意した場合、いざ不具合・障害が発生した時に、IT点呼システムの問題なのか、ネットワークの問題なのか、障害切り分けが難しくなってしまうことです。
「フレッツ光ネクストプライオ」は、365日24時間の保守対応サービスが付随しているため、東海電子の悩みもあわせて解決できるサービスだったわけです。
「ネットワークを売りに行ってしまうのが、NTTの弱いところ。お客様が求めている『使い方』を本来はご提案しなければならないのですが…。今回のケースは、まさにお客様である運送会社、東海電子、弊社サービスがマッチし、『使い方』を提案営業できる好例でした」(NTT東日本-関東：樋口様)
結果、NTTと東海電子との協業が実現しました。
弊社秋元運輸倉庫が、「まごころ便」を看板に、まごころの和を広げるビジネスネットワーク構築を目指していることは、過去の「秋元通信」でもお知らせしてきました。東海電子とNTTが、しかも「IT点呼」という運送業界に極めて重要なアイテムを軸に「まごころの輪」を築かれたことは、弊社としても、とても喜ばしいことです。
ちなみに。
きたる8月6日、NTTと東海電子の共同開催セミナーが、品川にて実施されます。
本記事でご紹介した内容が展示されるそうですので、お近くの方、また、IT点呼導入にお悩みをお持ちの方は、足を運んでみてはいかがでしょうか。
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日時：2014年8月6日（水）13：00～16：45（受付開始12：30～）
会場：NTT EAST SOLUTION SQUARE
＜交通アクセス＞
品川駅より徒歩約5分（申込用紙に案内図記載しています）
※ご注意※
駐車場のご用意はありません。
公共交通機関のご利用をお願い致します。
＜セミナーの詳しい内容と申し込み用紙はこちらから＞
http://www.tokai-denshi.co.jp/app/usr/downloads/file/602_20140718131808_download_file.pdf
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■ 運送関連ニュース ━━━━━━━・・・・・‥‥‥……
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「物流ウィークリー」から、運送関連ニュースをピック
アップしてご案内いたします。
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◇ かつて権利、いま人材 なお廃業に敏感な事情
◇ デジタコが変わる 国交省の「次世代の物流構想」
◇ ４５フィート導入にも課題が残る
※記事本文は物流ウィークリーWebサイトをご覧ください。
■ 【特集】熱中症について ━━━・・・・・・・‥‥‥‥‥‥…
いよいよ本格的な夏を迎えました。
今号では熱中症に関する情報をお知らせいたします。
◇熱中症からカラダを守ろう
http://www.otsuka.co.jp/health_illness/heatdisorder/
大塚製薬のWebサイトです。
熱中症に関し、とても詳しく解説されています。特に熱中症の種類と種類別の対策については、ぜひ一読されることをお勧めします。
◇夏の車内は脱水症状になりやすい
http://www.kakuredassui.jp/findout5
最近話題になり始めた、「車内熱中症」について、解説されています。
クルマに関わる仕事に携わる者としては、知っておいて損はない知識です。
◇熱中症と労災
http://www.mhlw.go.jp/bunya/roudoukijun/anzeneisei51/
http://xn--fiqz7vh6gbjsqve.com/cont1-8.html
従業員が業務中に熱中症になった場合、労災の適用になるケースがあります。
また、配送先の物流センターでドライバーが荷役作業中に熱中症になった時、場内事故としてカウントされることを嫌がったお客様が、熱中症になったドライバーを無理やり敷地外に追い出した、なんて笑い事では済まない話もあります。
熱中症について、あらためてその対策と症状、リスク等を社内でご確認、共有されてはいかがでしょうか。
■ 安全衛生対策の情報交換 ━・・・・・‥‥‥……
先日、秋元運輸倉庫のFacebookページを始めましたことをお知らせい
たしました。
◇秋元運輸倉庫Facebookページ
https://www.facebook.com/amlogs.jp
弊社では、Facebookの活用をさらに進め、Facebook「秘密のグループ」
を利用した、安全衛生対策に関する情報交換掲示板を開設します。
弊社を含め、各社の安全衛生対策に関する情報、お考え、悩み等を投稿
し、よりよい安全衛生対策を実現するために切磋琢磨する場にしていき
たいと考えています。コラムでお馴染みの鈴木勉先生にも参加していた
だき、アドバイスを頂戴し、また先生自身が行ってきた安全衛生対策の
事例もご紹介いただく予定です。
なお掲示板の性質上、ご参加いただく皆様には秘密保持をお約束いただ
くとともに、その掲示板の場所は公開せず、完全招待制で運営いたしま
す。
ご参加希望の方は、本メールアドレス(info@amlogs.co.jp)へのご連絡い
ただければ幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
今後とも、よろしくお願い申し上げます。
