秋元通信

コンテンツSEOを知ろう!【前篇】(IT用語を紐解く)

  • 2019.3.22

コンテンツSEOという言葉をご存知でしょうか。
「SEOならば知っているけど…」という方もいらっしゃるかと存じます。
数年前に登場し、現在ではSEOの柱とも言えるコンテンツSEOとはなにか?、当社の実例を交えながらご案内しましょう。
 
 
まず、SEOについておさらいします。
SEOとは、「Search Engine Optimization」の頭文字を取ったもので、「検索エンジン最適化」と訳されます。
皆さんも、GoogleやYahoo!、Bingなどの検索エンジンを使う機会があるかと思います。皆さんが実際に検索エンジンを使うシーンを考えてみましょう。
例えば、あなたは美味しいステーキの焼き方を検索したいとします。「ステーキ 焼き方」と検索すると、何万ものページがヒットします。さて、あなたはいくつページをご覧になりますか?
おそらく、10も20もご覧になる方は稀でしょう。
良くてふたつからみっつ。もう少し詳しく調べたいと思う方でも、5つからせいぜい7つくらいではないでしょうか?
 
つまり…。
こういう検索エンジン利用者の行動や心理を鑑みると、Webサイトのオーナーの立場であれば、検索エンジンで検索を行った際になるべく上位に表示されるようにしたいと考えるのは当然です。
このように、検索エンジンにおいて検索された際に、なるべく上位に表示されるようにするための方法論でありマーケティングのことを、SEOと呼びます。
 
 
黎明期のSEOは、テクニック(≒プログラミングなど技術的な工夫)が重視されました。もう20年近く前のことです。
今考えると笑い話ですが、SEOで上位に表示されるWebページを制作したら、人間の目では何を書いているのかさっぱりわからないページになってしまった、なんてこともありました。
 
「Google先生」という言葉があります。
「分からないんだったら、Google先生に聞いてごらんよ!」といった具合に、分からないこと、知らないことを、Google検索で解決しよう、という概念が、もはや常識としてネット利用者の間に広がっています。
 
「人間の目では読めないページ」を検索結果上位に表示しても、GoogleやYahoo!、Bingなどの検索エンジンとしては何も嬉しくないわけです。
検索エンジンが求めるのは、利用者が求める最適な情報を、広大なインターネットの海から見つけ出して、提供することです。そのために、彼らは「より適切な情報を見つけ出すための技術」をずっと磨き続けてきました。結果、検索エンジンは、書かれた文章の内容を評価し、あなたが求める情報を提供する精度を驚異的に上げてきたのです。
 
 
検索エンジン側の努力によって、SEOでは文章の質を求めるようになりました。本来あるべき形に落ち着いてきた、と言っても良いかもしません。
その結果、どういうことが起きたのか?
文章のチカラが、あらためて注目されてきているわけです。
 
SEOとは、ターゲットとするキーワードに対し、検索エンジンで上位に表示されるようにするための方法論であり、マーケティング手法です。
コンテンツSEOは、SEOにおける方法論のひとつであり、ターゲットとするキーワードに対する大量かつ良質な文章を、自分のWebサイト上に用意することによって、検索エンジンで上位に表示させるようにする手法のことを指します。
 
 
突然、話が変わりますが。
皆さん、「飲む日焼け止め」ってご存知ですか?
ご存じない方、もしくは知っているけど、もっと詳しい知識を知りたいという方、ぜひ検索エンジンで「飲む日焼け止め」を検索してください。
表示結果は人によって異なりますが、「おすすめの『飲む日焼け止め』」や「『飲む日焼け止め』って本当に効果があるの?」、「『飲む日焼け止め』の効果を高める方法」などタイトルが並んでいることと思います。
 
これが、コンテンツSEOの教科書的な手法と、その結果です。
もう少し深掘りして、コンテンツSEOの具体的な手法を考えましょう。
 
http://www.related-keywords.com/
 
上記リンク先は、Google検索におけるサジェストワードと関連キーワードを調べるためのツールです。サジェストワードは、あるキーワードを入力した時に、複数ワード検索の候補として表示される(Googleが提案してくる)言葉のことです。
試しに、「飲む日焼け止め」と入力すると、以下のようなサジェストワードと無数の関連キーワードが表示されます。
 
 
◇「飲む日焼け止め」 サジェストワード一覧

飲む日焼け止め 効果
飲む日焼け止め 成分
飲む日焼け止め 皮膚科
飲む日焼け止め dhc
飲む日焼け止め ロート
飲む日焼け止め ドラッグストア
飲む日焼け止め ヘリオケア
飲む日焼け止め iherb
飲む日焼け止め ランキング

※2019/3/13現在。

つまりは、これらの言葉が、今「飲む日焼け止め」に関して、皆さんが知りたがっている情報となります。
 
コンテンツSEOでは、これらのサジェストワードや関連キーワードを盛り込んだ文章(記事)を作ることが、まず基本となります。
 
「いや、これだけの言葉を盛り込んだ記事を作ったら、大変だよ! いったい、何ページになるの…?」
 
そう思いますよね。
でも、今のコンテンツSEO手法って、その「大変なこと」を平然とやってしまうんですね。
あるキーワードで上位に検索されるWebサイトを作る際に、まずターゲットキーワードに関連するキーワードを盛り込んだ記事を、200~300用意する。そしてWebサイトを公開し、そのアクセスログやライバルWebサイトの動向を診ながら、次の策を打っていく。
 
これが、今のコンテンツSEOにおける常套的な手法です。
 
秋元通信が、5年間、途中ペースが落ちた時期もありましたが、基本月二回のペースで書き続けて生み出した記事が205ですから、200から300の記事を作るというのが、どれだけ大変なことか、想像がつくことでしょう。
 
ちなみに。
当社Webサイトでは、特別なSEO対策というのは施していません。初歩的なことはやっていますが、少なくともSEO対策を生業としている業者に依頼し、SEO効果を高めるようなことはしていません。
そもそも、秋元通信で取り上げる内容ってバラバラですし。
 
では、秋元通信を書くこと、つまり、秋元通信のようにごった煮のような記事を書き続けることは、SEOの観点から言えば、効果がないのでしょうか?
 
実は、そんなことはないんですね。
続きは次号でお届けしましょう。
 
お楽しみに!


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