秋元通信

「展示会に出展してどうだった?」、置田運輸×秋元運輸倉庫、アジア・シームレス物流フォーラムに出展しての反省会

  • 2024.6.26

秋元運輸倉庫は、2024年5月16日~17日、アジア・シームレス物流フォーラムに、置田運輸さまと共同出展しました。
後編となる本稿では、反省会の様子をお届けしましょう。
 
 
※置田運輸さまは、ジャパンロジスティクスパートナーズ株式会社に社名変更しましたが、アジア・シームレス物流フォーラム出展に関する反省会であることを踏まえ、本稿中では「置田運輸」で表記しています。
 
 
 

出展場所は良かったが、接客内容には問題もあり?

 
-新型コロナウイルスの影響もあり、4年ぶりの開催となったアジア・シームレス物流フォーラムは、東京流通センター第2展示場の1F・2Fで開催されました。
出展者の中には、「来場者の通行が少ない!」という、出展場所に対する不満をいだいた人もいたようですが….
 
【秋元運輸倉庫 鈴木清】
出展場所は良かったよね!
 
【置田運輸 鈴木敦史】
ひっきりなしに人通りはありましたから。良かったですね!
 
 
-どんな方が来場されたのですか?
 
【秋元運輸倉庫 西田勝紀】
事前に招待した方に、思った以上にたくさん来ていただきました。
ただし、逆に言うと新規の出会いは期待ほどではなかったかもしれません。
 
【置田運輸 鈴木陽生】
実事業者の方が多かった印象があります。
 
【秋元運輸倉庫 西田勝紀】
皆さん、情報交換というか、きっかけを求めている気がしました。
 
 
-筆者が顔見知りの他出展者にヒアリングしたところでは、西田と同意見の出展者が複数いました。さらに言えば、これは今回出展したアジア・シームレス物流フォーラムだけの印象ではありません。
コロナ禍で滞ってきた営業活動や情報収集を再開したいという意識を持った来場者が多いのかもしれません。
 
【置田運輸 鈴木敦史】
とは言っても、営業目線がない運送会社は、話していても世間話で終わってしまうという印象がありました。
 
このあたりは、積極的に営業活動をしていこうという事業者と、受け身のままでいる事業者と、二極化が進んでいるのかもしれません。
 
 
-「招待されたから」、あるいは「(当方に限らず)知り合いが出展しているから」といった理由で展示会に来る人の中には、そもそも展示会への期待度が低い人もいるでしょう。
そして、展示会に対する期待度が、「その人」あるいは「その会社」における営業やビジネスに対する渇望感によって左右されるのも当然かもしれません。
 
【秋元運輸倉庫 小林裕幸】
ブース前で流していたシェア・クロスの紹介動画に対し、立ち止まってご覧になっていた来場者が多かったことも考えると…
 
 
【置田運輸 佐々木 健児】
「何を見せるのか?」という、私どもの出展者側の事前準備も大切ですね。
 
 
-「来場者が抱えている営業やビジネスに対する渇望感」というファクターに期待しすぎてしまうのは危険でもあります。展示会の成果が、外部要因に大きく依存しすぎてしまいますから。
展示会に出展する以上、来場者の興味を引く、展示内容やブース演出も必要になってきます。
 
【秋元運輸倉庫 西田勝紀】
もっと売り物となる、はっきりとした展示物が欲しかったです。
 
 
【置田運輸 鈴木敦史】
私どもの日頃の事業活動で得られた、成功事例・導入事例をもっとアピールしても良かったなと思います。
 
 
-筆者は、さまざまな企業の導入事例を作成してきました。率直に言えば、導入事例・成功事例の中には、嘘はついていないものの、脚色や作文が強いものもあります。また、企業自身が、アピールポイントや差別化ポイントに気がついていないケースもあります。
 
西田の言うとおり、売りにできる事業活動をサービスメニュー化することも、展示会のような場では必要です。ただし、どうしても受け身になりがちな物流事業者では、難しいケースが多いことも事実。
 
だとすれば、成功事例・導入事例をコンテンツ化し、アピールすることも、物流事業者では有効でしょう。
 
【秋元運輸倉庫 鈴木清】
展示会前の事前告知や案内は、もっと行うべきだったかな…
 
【置田運輸 鈴木敦史】
秋元運輸倉庫の場合は、メルマガを定期的に配信しているから、読者との関係性は築けているはずです。
その点、置田運輸の場合は、まだメルマガ等の取り組みが十分ではないので…
 
【置田運輸 佐々木 健児】
何を準備したら良いのかもわからず、手探りで準備をしたので、反省も多いです。
ただ、今回展示会への出展を経験できたことが、とても良かったです。
 
【秋元運輸倉庫 鈴木清】
「置田運輸と秋元運輸倉庫がどうして展示会に共同出展したのかな?」という興味から、来場していただいた人も少なくないと感じています。
皆さん、「展示会に出展してみたい」という興味はお持ちなんですよ。
だけど、なかなか実行に移せない。
このあたりのジレンマを感じている物流事業者は、少なくないはず。
 
 
─前編で論じたとおり、展示会の出展費用は決して安くありません。また、(前述の通り)アピールが効きやすい、分かりやすいサービスメニュー化を物流ビジネスで生み出すのも、なかなか難しいです。
他社との共同出展は、コストやアピール方法といった課題を軽減する効果が見込めます。
 
【置田運輸 鈴木敦史】
総じて言うと、今回は出展できてよかったです。
一度は展示会出展も経験しておかないと、反省点もわからないですし。
 
【一同】
それは間違いがないです。
 
 
-それはそうと、西田はどうしても言っておきたいことがあるようですよ。
 
【秋元運輸倉庫 西田勝紀】
隣のブースで、来場者にポテトチップを配っていたじゃないですか?
あれ、欲しかった…
てか、ポテトチップの効果は絶大ですよ!
 
【秋元運輸倉庫 鈴木清】
それは…、次回の宿題にしておきなさい(笑)
 
 
-「展示会における販促品に何を採用するのか?」というのも、なかなか興味深いテーマなのですが。
それはまた機会があれば取り上げましょう。
 
秋元運輸倉庫では、常に「協働」の大切さと期待を語ってきました。
もし、展示会においても「協働」したいという方がいらっしゃったら、ぜひお声がけください。
 
 
 


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