秋元通信

【秋元通信】 鈴木清が振り返る2014年物流業界 

  • 2014.12.25

こんにちは。
例年以上に冬の足が早いように感じます。雪による高速道路の通行止めも既に発生しています。
師走の繁忙期を迎え、すでに荷物の遅延にお困りの読者様もいらっしゃるのではないでしょうか。弊社もその一社ではありますが…

さて、今回のメイン記事は、今年一年の総括として、「鈴木清が振り返る2014年物流業界」をお届けいたします。


■ 今号のメニュー ■
1.鈴木清が振り返る2014年物流業界
2.運送関連ニュース
3.物流景況感情報(2014年9月~11月)
4.「Gマークラッピングトラックを探そう!」キャンペーン


■ 鈴木清が振り返る2014年物流業界 ..。..。..。..。..。..。..。
今回は2014年を総括し、秋元運輸倉庫 第二事業部 事業本部長を務める取締役:鈴木清が、今年一年を振り返りたいと思います。

今年2月3日より配信を開始した「秋元通信」。
今号を含め、17回配信させていただきました。その中で、反響の大きかった特集記事をみっつピックアップしてみましょう。

・東北からの帰り荷がない! (12月配信)
・無事故を続けた新入社員 (4月配信)
・有明新倉庫稼働開始 (2月配信)


「東北からの帰り荷がない!」は、前号(12月11日配信)でしたが、たくさんの反響を頂戴しました。

「『東北からの帰り荷がない!』というのは、まさにわたしども自身の声でもあります。その声に予想外に多くの反響をいただいたのは、やはり運送に関わる者共通の悩みであることを表しているのではないでしょうか?
求車情報、もしくは求荷情報をお寄せいただいた皆様には、この場を借りて感謝申し上げます。
また、寄せられた情報をもとに、新たなネットワークづくりを検討しています。
わたし自身は、『東北からの帰り荷がない!』の配信を機会に、情報共有の大切さと、情報そのものの価値をあらためて実感いたしました」(鈴木清)

昨年9月、2020年の東京オリンピック開催が決定しましたが、主会場となる湾岸地区に拠点を構える秋元運輸倉庫にとって、これはビジネスチャンスであるとともに、悩みも抱えることになりました。そんな状況下、新たに開設した有明物流センターに関する特集記事『有明新倉庫稼働開始』にも、多くのお問い合わせ、見学希望などを頂戴しました。

「東京オリンピック、アベノミクスと景気回復の”雰囲気”に湧きましたが、けっきょく恩恵はさほど感じられなかった、というのが正直なところ。雰囲気が雰囲気のまま終わった感があります。
建設業界の人(職人)不足をきっかけとして、ゼネコンから中小の建設会社まで建設業界全体が需要をさばききれず工事が停滞。結果、建設関係荷物の物流特需に対する期待も尻つぼみになっています。
わたくしども物流業界においても、人不足は重要課題のひとつです。これもビジネスチャンスと捉え、『秋元通信』では2015年、人材に関する話題も積極的に取り上げていきたいと考えています」(鈴木清)

今年3月、ヤマト運輸が行った運賃一斉値上げに関するニュースが、日経新聞の一面を飾りました。時期を前後して、特積み事業者の多くが運賃の値上げに踏み切ったことは、読者皆様におかれても頭の痛いところではないでしょうか。

「時流を考えれば、運賃の値上げは、わたくしども物流事業者にとって、荷主様に対する正当なお願いであったはず。しかし、配送網の一部を特積み事業者に依存している運送会社にとっては、『運送会社が、運送会社に首を絞められる。運送会社同士が苦しめ合う』状態を引き起こしました。
今の物流業界は、運送会社同士の体力勝負がエスカレートしかねない、危険な状態にあると考えています」(鈴木清)

そんななか、秋元運輸倉庫は、今後何を行い、何を目指すのか。
鈴木はこう考えます。

「各社が持つ情報を共有、マッチングできるような、『情報の逆ピラミッド』を創りあげたいと考えています。

今年は、これまでご面識のなかった運送会社を数十社訪問させていただきました。訪問を通して、『10社あれば10の情報をもっている』という気づきを得て、発想したのが、『情報の逆ピラミッド』です。
一般論として、情報というのはピラミッドの上から下に流れるものです。つまり、少数の情報発信者に対し、情報受信者が多数ぶら下がる形ですね。
もともと、メールマガジン『秋元通信』を開始したことも、多数の情報受信者のひとりであったわたくしどもが発信者となることによって、情報の流れを円滑にする一方、情報収集にも活用したいという想いあってのことでした。

物流業界には、多くの情報断絶があります。
『なんで物流屋って、こんなに情報を出さないのかな…』というのが、わたしの本音。もっと情報交流が活発化すれば、もっともっと物流業界の発展を期待できるのではないでしょうか。

『情報の逆ピラミッド』とは、情報の受信アンテナを今よりも増やすこと。そして、受信した情報を今よりも多くの物流事業者で共有し、活用していくイメージです。
倉庫を運営し荷物を運ぶように、逆ピラミッド型の情報流通センターを構築し、物流業界の発展に寄与したい。
これは秋元運輸倉庫の使命でもあると感じています」

来年も、「秋元通信」は読者皆様のお役にたてるよう、物流業界の様々なトピックを配信してまいります。そして、読者皆様におかれましても情報交換の場として「秋元通信」をご活用していただければ幸いです。

来年も変わらぬご愛顧を「秋元通信」、そして秋元運輸倉庫に頂戴できますよう、よろしくお願い申し上げます。


■ 運送関連ニュース ..。..。..。..。..。..。..。
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 「物流ウィークリー」から、運送関連ニュースを
 ピックアップしてご案内いたします。
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◇どこまで届いている?現場の叫び 事故抑止のヒント
◇人材の流出を防ぐ 他社に負けない魅力づくり
◇自然災害多発、緊急時の対応 危険でも「荷主に従う」
◇実運送だけの責任か?「安全運行に必要なもの」 非効率な現実
※記事本文は物流ウィークリーWebサイトをご覧ください。



■ 物流景況感情報(2014年9月~11月) ..。..。..。..。..。..。..。
全日本トラック協会Webサイトにて、以下ふたつの業界景況感に関する統計が挙がっています。

1.求荷求車情報ネットワーク「WebKIT」成約運賃指数/2014年11月期
http://www.jta.or.jp/kit/kit_release/kit_release_201411.pdf

2.物流動向に関する実態調査結果(9月・10月実績、11月見通し)速報版
http://www.jta.or.jp/kikaku/butsuryu_doko/butsuryu_doko20141204.pdf

1.「WebKIT」成約指数の概要は、ここ数カ月間ほぼ同じです。
 ・運賃は上昇傾向にある。
 ・荷物情報(求車)情報は増加。しかし車両不足が続き、成約率は低迷。

2.物流動向実態調査では、以下のようにまとめられています。
・輸送量の前年比は増加との回答が多い。しかし前月比となると、減少との回答が、わずかながら多い。つまり、荷物は減少傾向にある?
・車両の確保は、半数以上が確保できていると回答。
・運賃は上昇傾向にあるとの回答が3割程度。

2.で特に興味深いのが、「運送依頼を断った実績について」という設問。
前年比、前月比とも回答の4割以上が、「運送依頼を断ることが増えている(今後増えていく)」と回答しています。

ふたつの統計を見比べると、相変わらずのクルマ不足は続いているものの、その傾向にはやや鈍化が見られるように思われます。以前の切迫感を伴ったクルマ不足感は薄れ、不足しているなりに運送事業者側はいなしているのでしょうね。

荷主側を対象とした同様調査があれば、ぜひ運送事業者側との意識のギャップを確認してみたいところです。


■ 「Gマークラッピングトラックを探そう!」キャンペーン ..。..。..。..。..。..。..。
全日本トラック協会が、Facebookを利用したキャンペーンを開始しました。
http://www.jta.or.jp/gmark/gmark_campaign.html

Gマークラッピングトラックを見つけ、同協会のFacebookページに画像をアップすると、クオカード3000円分が当たるというキャンペーン。
お堅いイメージのある全日本トラック協会ですが、SNS※を利用した、一般向けキャンペーンを開始するとは、なかなか興味深いと思います。
ただし、「いいね!」の数でクオカード当選者が決まるというルールなので、組織票で当選者が決まるリスクは避けられません。そのあたりは、まだまだ詰めが甘いといったところでしょうか…

秋元運輸倉庫でも、Facebookページを運営しておりますので、ぜひ「いいね!」をお願いします。
https://www.facebook.com/amlogs.jp

※SNS
「ソーシャル・ネットワーキング・サービス」の略。インターネットを介して参加者同士の交流を図るサービスであり、Facebook、Google+、Twitter、LINEなど、さまざまなサービスがあります。


【おわび】 
前号記事「冬の危険! ヒートショックの話」において、「ヒートショック」を「ヒートテック」と誤記しておりました。申し訳ございませんでした。
訂正し、お詫び申し上げます。


最後までお読みいただきありがとうございました。
今後とも、よろしくお願い申し上げます。


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