年末恒例のメルマガ「秋元通信」人気記事ランキングの2023年版をお届けします。
このランキングは、当社Webサイトにアップされた記事におけるアクセス上位記事をまとめたものです。つまり、「メルマガ配信時に読まれた記事」ではなく、主としてGoogle等の検索サイトから流入数がランキングの根拠となっています。
なお、本ランキングは、2023年1月1日から12月23日までのPV(ページビュー)で集計しています。
- 詭弁に惑わされないために 【前編】
- 「三人の石切職人」から、企業ビジョンの大切さを考える
- 方向音痴は治るのか? その方向音痴、実はあなたの心が原因かも?
- 詭弁に惑わされないために 【後編】
- 「ありがとう」が大切な理由
ほぼ、去年(2022年)のランキングと顔ぶれが同じですね。
(ご参考 昨年のランキング)
ちょっと余談です。
今年は、YOASOBIの楽曲『アイドル』が日本のみならず、海外のミュージックシーンでも話題となりました。
歌詞の一部を抜粋しましょう。
「『愛してる』って嘘で積むキャリア これこそ私なりの愛だ (中略)
誰かに愛されたことも 誰かのことを愛したこともない そんな私の嘘がいつか本当になること(信じてる)」
『アイドル』は、アニメ『【推しの子】』のオープニングテーマ曲です。
ここに挙げた歌詞は、メインキャストであり、人気アイドルである星野アイが、「人を愛する」という感情を実感できないまま、アイドルであるために、ファンに対しては「愛している」と言い続けるというエピソードを背景にしています。
今の世の中、「愛している」という言葉が、どこか実感を持たないままうわすべりしていると感じている人は少なくないのではないでしょうか。
だからこそ、『アイドル』であり『【推しの子】』にシンパシーを感じた人々が多く、大ヒットにつながったのだと思います。
拙記事「『ありがとう』が大切な理由」がアクセスを集めたのは、もちろん「ありがとう」という言葉を検索する人が多いからです。
もしかすると、「ありがとう」についても、その実感が少ない、もしくはその大切さを再確認したいと考えた人たちが多いのかもしれません…、なんてことを感じてしまいました。
- 「宿題は嫌いだったけど必要だと思う」、アンケート結果から考える宿題の是非
- 仲良しチームが必ずしも優秀な組織になり得ない理由
- 変わる「高速道路の深夜割引制度」、その変更点を読み解く
- クロネコヤマトミュージアム&物流博物館 【おとなの社会科見学】
- 「見えない仕事を見えるようにしたい」──「物流・IT 親子おしごと体験会」(パルシステムさま)レポート
実は秋元通信では、意識して物流以外のネタを取り上げるようにしていました。
しかし、2023年に入ってからは逆に、特にサブ記事において、物流業界のトピックを取り上げるように心がけてきました。背景にあるのは、「物流の2024年問題」など、物流従事者にとって、キャッチアップしなければならない情報が増えてきたからです。
この路線変更が功を奏したのが、3.の「変わる『高速道路の深夜割引制度』、その変更点を読み解く」なのかもしれません。
4.および5.についても、「物流を知ってもらう」という取り組みをご紹介できたことは嬉しかったです。今後、こういった取り組みであったり場が増えていくことを期待したいです。
1.の「『宿題は嫌いだったけど必要だと思う』、アンケート結果から考える宿題の是非」は、とても悩みながら執筆した記事です。なにせ、結論がなく、苦し紛れに「皆さまはどうお考えになりますか?」という締めで逃げましたから。
「宿題が必要かどうかという議論は、根本的なジレンマを抱えています。これは残業不要論にも共通するジレンマです。
宿題なしでも、学力向上や、勉強習慣を身につけることができる方法──それも誰もが確実に実践できる方法──があれば、そもそもこういった議論は生じません。
残業問題も同様で、残業なしでも十分な成果を上げ、当人のスキルアップも果たせる普遍的な方法があれば、「残業なんてバカバカしい!」と胸を張って言えるのですが。
解決策を示せず、「必要か不要か」を論じる記事を書くのは、なかなかしんどいですね。
2.の「仲良しチームが必ずしも優秀な組織になり得ない理由」については、世の中一般の常識と反する研究をご紹介できて、筆者自身も勉強になりました。
「生産性の高い組織の条件とは?」、これはとても重要な課題です。
特に、少子高齢化と、それに伴う就労可能人口が減っていく日本の企業にとっては、企業の持続可能性にも通じる課題です。
「生産性の高い組織の条件とは?」──このテーマについては、今後も秋元通信で論じていきたいと考えています。
メルマガ『秋元通信』は、「物流業界の井戸端会議」をコンセプトに、皆さまの持つ雑談ラインナップのひとつに加えていただけそうなネタを取り上げ、お届けしています。
2024年も、引き続き秋元通信をご愛顧いただければ幸いです。